家庭教師・1対1指導の学習空間プラス、札幌第1エリアの宍戸です!
今回、ブログを更新するにあたって何をお話ししようか考えた時に、最近の理科に関して興味を引くものが少ないように感じました。
なので自分は身近な理科に関することをお話しできたらと考えています。
今回は自分の大学時代の専攻の化学に関してのお話をさせていただきます。
みなさんは勉強する際に、教科書を蛍光マーカーで語句を塗ったことがあるかと思います。
この「蛍光」という言葉は、化学ではなかなか面白い意味を持った言葉になります。
蛍光という性質は、「物質がみずから光る」ことを指します。
この、みずから光ることはどこから生まれるのでしょうか?
世の中の物質は全て「原子」という小さな粒からできています。
その原子は「原子核」と「電子」というさらに小さな粒で構成されています。
今回の蛍光はこの中の「電子」が重要な存在になってきます。
ここからは蛍光がどのように発生するかをお話しします。
まず、原子内の電子が、周囲の紫外線や電流などによって、エネルギーを受け取った状態になります。
このエネルギーの高い電子は、そのままでは不安定なので時間が経つと元の状態に戻るためにエネルギーを放出します。
このときに放出するエネルギーが、物質がもともと持っている色の見え方のエネルギーと重なったときに蛍光となります。
このように蛍光は
・物質がもともと色がついて見えている
・原子内の電子が持つエネルギーと色のエネルギーがちょうど合う
といった2つのことが奇跡的に重なったときにのみ見える特別な性質になっています。
また、身の回りには暗くしても光っているように見える物質もあるのはご存じかと思います。
これは「蛍光」と関係しているのか?と思われるかと思います。
実は化学では「暗くなっても光る」という性質には別の名前がついています。
これを「燐光」といいます。
これの原理は蛍光と全く同じになっていますが、エネルギーの高い電子が、元の状態に戻るのにかかる時間が違ってきます。
蛍光の方は、一瞬で元の状態に戻るのに対し、
燐光の方は、長時間をかけて元の状態に戻ります。
この違いから光り方の違いが出てきています。
蛍光、燐光という性質を持つ物質は世の中でも限られています。
このような特殊な物質を私たちは知らず知らずのうちに使っているのです。
ちょっと興味を持ってもらえたでしょうか?
この話を見ていただいた方は身近にある物質をもう一度見返してみるのもよいかもしれませんね。
他にも気になる物質があるようでしたらお話しできたらと思っています。







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